みなさま、こんにちは! 新体操安全コーチ資格事務局です。
このコラムでは、今年からスタートした「新体操安全コーチ資格」を受講してくださった先生方からの、各講義のご感想や現場での気づきをシリーズでお届けしてまいります。
今回もSEED新体操教室にて子どもたちの指導にあたふれている安藤紗由莉先生のご感想をご紹介いたします!
本資格でどのような実践的な知識を学ぶことができるのか、また現在受講を迷われている方も、ぜひ安藤先生のリアルな声をご参考になさってみてください!
新体操バレエ論
① 講義を受けて感じたこと
新体操のことを客観的に見つめたことが今までなかったため、自然と使っていた身体のことを改めて考える機会になりました。バレエについても知っているようで浅い部分しか知らず、決められた制限の中に美しさがあることは意外に感じ、評価を上げるポイントの違いを学んだことで、一概に新体操にバレエの型を当てはめていくことが正解ではないと気付かされました。
また、どこまでいっても新体操は競技であり、生涯スポーツとして趣味にすることが難しいとされています。その点バレエは年齢をあまり選ばず初心者からプロまで間口が広いところが、競技人口に大きく差をつけています。
私は大人から新体操を始めても良いと考えており、点数を気にせず純粋に楽しむ層がもっと増えてほしいと思っています。そのためには、新体操の実践的な技術だけでなく、幼児の発達から年を重ねた先の身体まで網羅し、多角的に指導できる人材が必要だと思われます。そのような知識と経験を兼ね備えた指導者になれるように、今後も励んでいきたいです。
② 自分のこれまでを振り返って気がついたこと
私は新体操を上達させるために、3年程度新体操と並行してバレエを習っていました。また通っている新体操教室の方でも、選手クラスはレッスン終わりに週1回バレエの先生からバーレッスンやつま先の伸ばし方について指導を受けていました。それは皆で新体操の根幹はバレエにあると信じて疑っていなかったからであり、特に身体の使い方において違いを感じていませんでしたし、それによるデメリットを感じたこともありませんでした。
今思えば、頭で考えて身体を動かすことなく見様見真似であり、そこまでバレエのメソッドを忠実に再現できていないがゆえに、新体操寄りの身体使いのままやっていたのだと思います。今でもバレエの動きは、意味を理解していないまま知っている流れを真似てしまうことがあり、それを指導することはありませんが、きちんと目的を知った上で効率よく行うのが自分のためになるのだと省みました。
③ 現場でどのように活かせそうか
フロアバレエというものがあることを初めて知り、自分が指導されたことがない分手を出すのは危険なところがありますが、トレーニングの一環として興味を持ちました。子ども達は体幹がなくぶれてしまうので、足を振り上げる際に寝た状態でさせる時がありましたが、これはその一種で無意識に支持基底面を大きくさせる選択をしていたのだと分かりました。基礎を作り上げるのはバーレッスンだと当たり前のように思っていたので、それに代替するものがあって、より有効であるならば積極的に取り入れていきたいです。
私はダンサーでもあるため、コンテンポラリーダンスを融合させるのも私独自の新体操を切り開く鍵になりそうだと思ったので、さらに視点を広げて学びを深めていきたいです。
④ 受講前と受講後で変わったこと
新体操をやる上でバレエを学んで得られるものというのをしっかりと考えたことがなく、今回言語化されてようやく理解することができたので、これから行うバーレッスンはより身体の内部に還元できる気がします。現役時代の私はとにかく筋肉が付いていて、パワーで脚を保持し外側の筋肉ばかり固めていたため、競輪選手のような脚をしていました。それだけ付けても演技の中では実用的ではなく、理想の形から遠ざかる一方でした。当時はインナーマッスルの概念は最先端だったように思いますが、今は一般的になってきたので目先の強さを追わずに、体幹を鍛えてぶれることのない身体を、生徒には作り上げていけるようにトレーニングを提供していきたいです。
そして、後屈の柔軟性は胸椎にあるとこれまでの講義で学んでいましたが、この部位を柔らかくするやり方が分かっていなかったため、肩甲骨から動かしていくことを知って驚愕でした。やはり身体は全て繋がっていて、解剖学を学ぶ意味を再度確認できました。
⑤ 生徒に伝えたいと思ったこと
安藤先生、ベーシックプログラムの全課程修了、本当におめでとうございます!
全12回を通じ、常にご自身と現場に落とし込んで真摯に学ばれた姿勢に心より敬意を表します。
最終回にふさわしく、バレエと新体操の身体の使い方の違いを紐解く素晴らしいレポートでした。
また、新体操を競技の枠を超えた「生涯スポーツ」へ広げたいという先生のビジョンに深く共感いたしました。
このプログラムの中で、気づかれたこと、新たに発見されたことなど、先生独自の指導の広がりがとても楽しみです。
引き続き、新体操安全コーチ資格では、安藤先生のご活動を応援、サポートしてまいります!
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